【ソーリェル鉄道】ソーレル駅からソーリェル湾のトラムやカフェを紹介!

マヨルカ島で開業から100年以上の歴史がある観光列車ソーリェル鉄道。

ソーリェル鉄道はパルマの市街地からソーリェル湾までを電車とトラムで結ぶ観光客に人気の列車で、現在も毎日運行されています。

今回はソーリェル鉄道の後編として、ソーレル駅からソーリェル湾までのトラム区間の様子を詳しく紹介します。

ソーリェル湾で昼食を食べたカフェについても値段や実際に注文したものなどを紹介します。

それではいってみましょう!

ソーレル駅からトラムに乗り換える

ソーレル駅に着いて停留所でトラムが来るのを待ちます。

ソーレル駅の停留所

停留所にはトラムを待つ人が沢山いました。

停留所でトラムを待っているときに切符を落としてしまいましたが、後ろの人が声をかけてくれて無事に拾うことができました。

マヨルカ島はとてもアットホームな雰囲気があってよかったです。

10分くらい待ってトラムがやってきました。

ソーレル駅を発車

トラムの車両が停留所に入ってきたときに、待っていた人が一斉にトラムに乗り込むので、車両が人でいっぱいになって座れなくなってしまいました。

ソーレル駅からソーリェル湾まではトラムで約30分くらいなので、立つのも仕方ないかと思ったのですが、せっかくの観光ならなるべく座って景色を楽しみたいなと思っていました。

そう思って渋々満席のトラムに乗っていると、スタッフが身振り手振りで後ろにもトラムがあるから乗り換えてと言っているようなジェスチャーをしていたので、乗っていた車両を降りて後から来たトラムに乗り換えました。

トラムの車内

僕が乗り換えた車両はとても空いていて快適でした。

満席の車両から来たので空いていてとても嬉しかったのですが、先程満員になった先行トラムの車両と比べてこちらの車両は一風変わっていました。

トラムの車両

トラムの座席横に壁が無い

この車両は座席の横に壁が無かったのです。

トラムは街中をゆっくり走るので怖くはないのですが、最初に見たときは危なくないのかと心配になりました。

座席の横に壁がないので安全のためにシートベルトはあるのかと思いましたが、案の定シートベルなんて付いていませんでした。

トラムは乗り降り自由?

トラムの様子

座席の横に壁が無いというか、車両全体壁がありません。

トラムは発車や停車を伝えるインフォメーションもないので、止まったらそこが停留所なんだろうなと勝手に思っていました。

いつでも乗り降りし放題だと思っていたら、途中で地元民と思われるおばあさんが乗り込んで来ました。

乗ってきたおばあさんは誰にも切符を見せることなく次の停留所で降りていき、車内に改札もないので、乗り降りし放題なトラムといった印象がありました。

いつ検札するのだろかと思っていたら、途中の停留所でスタッフの人が乗ってきて乗客一人ひとりの切符をチェックしていました。

一見乗り降り自由のトラムですが、スタッフがしっかりと車内を見回って検札をしています。しっかりと切符をスタッフに提示するようにしてください。

トラムの車窓

ソーレル駅を発車してしばらくは、止まりそうなくらいゆっくりした速度で走行します。

トラムからの景色

ソーレル駅を出てすぐに、広場がありそこにはサンバルトロメ教会という立派なゴシック様式の教会があります。

サンバルトロメ教会

サンバルトロメ教会

ソーレル駅といったらサンバルトロメ教会というくらいの撮影スポットなのですが、ソーレル駅を出てすぐにあることは知らなくて、いきなり出てきて驚きました。

トラムの車内からだとどうしてもトラムの天井が邪魔でうまく撮影できません。

サンバルトロメ教会を撮影しようと思ったらソーレル駅から歩いてサンバルトロメ教会に行って、外からゆっくり撮影するのが良いかもしれません。

街中

広場を抜けると住宅街のようなところを通過します。

日差しが強くて晴天で、気分が上がります。晴天というのはそれだけで気分が良くなります!

建物とトラムの距離が近いので、手足を出さないようにしてください。

道路と並走

住宅街を抜けて道路と並走してしばらく走ります。

山が見えたりしてとても開放的な風景が広がります。

ソーリェル湾

道路としばらく並走すると、カーブを曲がった進行方向左側にソーリェル湾が見えてきます!

ソーリェル湾

のどかな雰囲気の中に青く輝く海が広がります。

ソーリェル湾の風景

強い日差し、青い海に白い砂浜、クルーザー、これぞヨーロッパの夏のバカンスといった感じです。

砂浜には海水浴を楽しむ人が沢山います。

ソーラーポート駅

海が見えたらトラムの終着駅ソーラーポート駅(PUERTO DE SÓLLER)に間もなく到着します。

ソーレル駅を出発して約30分後の12:00にソーラーポート駅に着きました。

ソーラーポートの停留所前にはレストランがあり、中で食事をすることができます。

切符の注意点

ようやく目的地のソーリェル湾に着いたのですが、ここで奥さんが「帰りの時間が気になる」と言い出しました。

綺麗な海に浮かれる僕をよそ目に帰りの電車の時間を気にする奥さん、流石です。

オンラインチケット

確かにプリントアウトした予約を確認すると帰りは14:00ソーレル駅発と書いてあります。

ソーレル駅からここソーリェル湾は片道30分なので14:00ソーレル駅発の電車に乗るのには遅くとも30分前にはソーリェル湾を出なけれなりません。

この時点で12:00なので、変な緊張感がありました。

インフォメーション

14:00ソーレル駅発の電車に乗るのには何時にソーリェル発のトラムに乗ればいいのかを聞くためにインフォメーションを探します。

インフォメーション

ソーラーポート駅の横に車両を利用したインフォメーションがありました。

インフォメーション前のオブジェ

インフォメーションの車両の前には青と緑のオブジェがあります。

この一見インフォメーションに見えない車両の中はオフィスになっていて冷房が効いていてとても涼しくて快適でした。

中にスタッフが1人いてとても親切に、「14:00ソーレル駅発の電車に乗る必要があって、その為には13時ソーラーポート駅発のトラムに乗ると良い」と教えてくれました。

彼女は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、カタルーニャ語の5つの言語を話せるけど、日本語は話せないとのことでした。

対応言語の多さに驚きました。

とても親切な人でした。

ソーリェル湾のカフェ

インフォメーションでソーリェル湾に滞在できるのは1時間とわかったので、とりあえず昼食をとることにしました。

MIRAMAR Hotel

ソーラーボート駅のほぼ向かいにあるMIRAMAR Hotelの1階がカフェになっていたので、ここで昼食をたべることにしました。

ホテルのカフェ

ホテルのカフェということもあってか、ピザやサンドイッチ、サラダとメニューが豊富でした。

ピザマルゲリータが12,50€(1,875円)、チキンサラダが14,90€(1,350円)

メニュー表

ハンバーガーが16,90€(2,535円)と、メニューを見ると飲み物別で一人当たり20€(3,000円)くらいの価格帯でした。

メニュー表

ドイツではマクドナルドでセットを注文すると一人当たり10€(1,500円)くらいなので、観光地のホテルのレストランで一人当たり20€(3,000円)というのはそこまで高い金額ではないと思いました。

注文を取ってくれたスタッフがカタコトの英語で親切に対応してくれました。

僕らの滞在時間が1時間ということもあり、あまり時間がかからないであろうサンドイッチを2人で分けることにしました。

サンドイッチは3個で16,90€(2,535円)でした。

サンドイッチ

サンドイッチはパンも上のハムもとても美味しかったです。

今回このお店だけでなく、マヨルカ島で食べたサンドイッチはどれも美味しかったです。

上に乗っている具材だけでなく、パンにもしっかりと味があって柔らかくて美味しかったのです。

モヒート

飲み物はモヒートを注文しました。9,80€(1,200円)でした。

マヨルカ島ではモヒートがどのお店でも置いてありました。味も薄味ではなくしっかりとアルコールを感じられて美味しかったです。

スタッフが感じ良くて、サンドイッチも美味しかったのは良かったのですが、サンドイッチが届くのに40分くらい掛かってトラムの時間が迫ってきてしまいました。

食事を終えてお会計をするときには既に12時55分くらいになっていました。

時間に余裕をもって注文することをオススメします!

ちょっとしたトラブル

食べ終わった時点で時間が危なかったので、お会計は奥さんに任せて席を確保するために僕は先に停留所に向かうことにしました。

ですが待っても待っても奥さんが停留所に来ません。最終的にはトラムの出発直前に奥さんが停留所に走って来てトラムに無事に乗ることができました。

奥さんいわく、お会計時にちょっとしたトラブルがあったようです。

今回お昼の合計金額は2人で35,6€(5,340円)だったので、できるだけ時間を節約する為にカード払いではなく、現金払いにして、さらにお釣りの計算を楽にするために55,6€を出して20€のお釣りをもらおうと奥さんは思っていたようです。

ですが、店員さんは計算が苦手なのか50€だけとって12€のお釣りを渡してきたとのことです。

奥さんが困惑していると店員さんが計算機を出してきて改めて計算して、ようやく予定通りお釣りをもらうことが出きたということでした。

このお店の店員さんはいずれも苦手であろう英語を頑張って話してくれて、お会計以外はとても感じが良かったことから悪気は無いと思います。

マヨルカ島だけでなく、ドイツでもお釣りの計算が苦手な店員さんがたまにいるので注意してください。

日本だとお釣りでトラブルなることは殆ど無いと思います。今回のケースだと殆どの場合20€をすぐに貰ってスムーズにお会計が済んだと僕は思います。

ヨーロッパでは日本と違って現金だとお釣りでたまにトラブルがあるので、そいうトラブルを無くすためにもカード決済は便利なんだと思います。

今回は滞在時間が1時間と短かったこともあって慌ただしくなりましたが、次回はゆっくりとソーリェル湾を楽しみたいと思います。

帰りのソーリェル鉄道

トラブルはありましたが、無事にソーレル駅に帰ってきました。

トラムは予定通り13:30頃にソーレル駅に到着しました。

帰りのソーレル駅

13:30頃のソーレル駅は朝よりもさらに沢山の人がいました。

来たときは逆に階段を登ってホームに向かいます。

クッションの座席

帰りは木の座席ではなくクッション製の座席の車両に座りました。

進行方向に合わせて背もたれを動かすことができる仕様になっていて、家族連れなどは向かい合わせにしてボックス席のように使っていました。

ソーレル駅のホーム

帰りの電車は少し時間に余裕があったので、ソーレル駅のホームにある自販機で水を買うことができました。

ペットボトルの水

ソーレル駅の自販機の水は1本1,8€(270円)でした。とてもよく冷えていて美味しかったです。

帰りの車内

来たときと同じようにトンネルを通ってパルマ駅に向かいます。

座席が木製の椅子からクッションの椅子に変わっただけでも車内の趣が少し変わってくるのが面白かったです。

帰りの車両は往路と違って周りの人が殆ど全員ドイツ語を話していました。

ドイツ人から人気が高いマヨルカ島を実感しました。

パルマ駅着

15時過ぎに予定通りパルマ駅に着きました。

パルマ駅

パルマ駅に到着時は朝よりも沢山の人がホームにいて、長い行列を作っていました。

この混雑を見ると始発の10:10発の電車に乗ったのはいい判断だったと思いました。

まとめ

いかがでしたか?

今回はソーリェル鉄道の後編として、ソーレル駅からソーリェル湾までのトラム区間の様子について、トラムの車窓やソーリェル湾のカフェを紹介しました。

今回はソーリェル鉄道に初めて乗車するということもあって、慌ただしい感じがしましたが、次回ソーリェル鉄道に乗った際は途中下車をしたり、ソーレル駅周辺で観光してみたりと寄り道をしながらじっくりと楽しみたいと思いました。

皆さんも機会があったらぜひソーリェル鉄道に乗ってみてください。オススメです!

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