ドイツ人から夏のリゾート地として高い人気を誇る島「マヨルカ島」
今回はマヨルカ島にある観光列車「ソーリェル鉄道」について、ソーリェル鉄道のルートやオンラインでの切符購入方法、切符の受け取り方や金額について詳しく紹介します。
ソーリェル鉄道とトラム
ソーリェル鉄道とは、1912年に開業した木造の列車で開業から100年以上経過した2023年の今現在も修復を繰り返しながら運行されている、開業当時の姿を今に伝える観光列車です。
ソーリェル鉄道はマヨルカ島の都市パルマ駅(PALMA)から途中ブニョラ駅(BUNYOLA)を経由して終着駅のソーレル駅(SÓLLER)までを約1時間で結ぶ列車です。
ソーリェル鉄道は開業から100年以上経った今も元気に毎日運行しています。
ソーリェル鉄道は、アニメ機関車トーマスに出てきそうなとても可愛いらしい外観をしていました。
マヨルカ島の青い空に木製の列車がとてもよく映えてカッコイイです。
トラム
ソーリェル鉄道の終着駅ソーレル駅(SÓLLER)からはトラムに乗り換えて、ソーリェル湾を望むソーラーポート駅(PUERTO DE SÓLLER)を目指します。
トラムはオレンジ色が映える木製です。
一見すると、電車とトラムの列車が同じ木製ということもあってか、とても似た見た目をしています。
僕は最初にホームページで電車とトラムの車両を見比べたときにとても似ていたので、2つを混同してしまいました。
電車はパルマ駅からソーレル駅までで、トラムはソーレル駅からソーラーポート駅と覚えておくと混同しないと思います。
ソーレル駅からソーラーポート駅までは約30分です。
ルート
一般的に観光でソーリェル鉄道に乗る！ということは、前述したソーリェル鉄道とトラムを合わせたルートのことを指します。
パルマ駅(PALMA)〜ソーレル駅(SÓLLER)まではソーリェル鉄道でむかい、ソーレル駅(SÓLLER)〜ソーリェル湾を望むソーラーポート駅(PUERTO DE SÓLLER)まではトラムで行くというルートです。
最終目的地のソーリェル湾は、青い海と白い岸壁と地中海の美しい海を楽しむことができる人気スポットです。
ソーリェル湾には大小沢山のクルーザーが停泊していて、これこそヨーロッパの港！という感じの美しい景色を楽しむことができます！
オンラインで切符を購入する方法
ソーリェル鉄道を楽しむためには、鉄道とトラムのチケットを購入する必要があります。
鉄道もトラムも当然現地の人も使う公共交通機関なので、観光当日現地で切符を購入することもできますが、現地で2つの切符を買うのは旅行者にはハードルが高いので、事前にオンラインで切符を予約し購入することをオススメします。
オンラインで切符を予約すると、ソーリェル鉄道とトラムの切符を合わせたチケットを予約することができます。
ソーリェル鉄道の切符はソーリェル鉄道の公式ホームページから購入することができます。
「soller train」とネットで検索すると、ソーリェル鉄道の公式ホームページを見つけることができると思います。
ソーリェル鉄道のホームページは、スペイン語、カタルーニャ語、英語、フランス語、ドイツ語に対応していて、HP右上のところからそれぞれ選択します。
ホームページを日本語に翻訳する方法
ソーリェル鉄道のホームページは、日本語に対応していないですが、ブラウザがGoogleChromeの場合はホームページ上で右クリックをすると、「日本語に翻訳」というのが出てくるので、そこをクリックすると日本語になると思います。
ここからは、実際のパソコン画面を元に切符の買い方を紹介していきたいと思います。
まずはソーリェル鉄道のサイトのホーム画面を開きます。
ホーム画面の「RESERVE」をクリックして切符を予約します。
切符の種類の選択
ホーム画面の「RESERVE」をクリックすると、下記の画像にあるように、青色の32€(4,800円)と赤色の25€(3,750円)の2つの値段が表示されると思います。
今回は青色の32€(4,800円)を選択しました。
赤色の切符は時間指定のある切符で、買おうとしたタイミングではパルマ駅を15:10に出発する電車しか選択ができませんでした。しかし、時間さえ都合が合えば安く乗れるため、節約になります。
ただ、正直パルマ駅を15:10に出発すると、ソーリェル湾に行ってパルマ駅に帰ってくるのが早くても21時と遅いので、あまりオススメできません。
今回の旅程
僕らは今回、パルマ駅10:10発の始発に乗って、トラムを乗り継ぎソーリェル湾に1時間滞在して15時過ぎにパルマ駅に帰ってきました。
パルマ駅に15時過ぎくらいに着くとまだ時間に余裕があるのでオススメです。
15時過ぎパルマ駅着が最も早くパルマ駅に帰ってくることができる時間です。
オンラインチケット予約時の注意点
注意するところは、ソーリェル鉄道を利用する日の7日前からしか予約ができないということです。
ソーリェル鉄道を利用する7日前になるまでは予約ができないので、予約を忘れることのないように注意してください。
今回マヨルカ島に行く何ヶ月も前から職場に休みを申請したり、ホテルや飛行機の予約をしたりと準備をしていましたが、ソーリェル鉄道だけは予定の日の7日前になるまでは予約できませんでした。
殆どの場合、旅行の数週間前にはホテルや飛行機の他の予約は全部済ませていると思いますが、ソーリェル鉄道だけは1週間前まで予約を待たなくてはなりません。
予約を忘れることのないように十分注意してください。
行きの時間をパルマ駅10:10発と指定します。
復路の時間を指定する
行きの時間を指定したら次は帰りの時間を指定します。
今回は14時にソーレル駅発の切符を予約します。
14時ソーレル駅発の次は18:00までパルマ駅行きの電車が無いことに僕は驚きました。
今回朝10:10パルマ駅発の電車に乗って14時ソーレル駅発の電車に乗ってパルマ駅に帰ってくる切符を予約したところ、トラムの時間を含めるとソーリェル湾には1時間弱しか滞在することができませんでした。
次回は帰りの電車の時間をもう少し遅くしてソーリェル湾に長く滞在できるようにしようと思いました。
行きと帰りそれぞれの時間を指定したらそのまま画面をスクロールしてください。
金額を確認する
予約する切符の枚数を指定し購入金額を確認してください。
今回は32€(4,800円)の切符大人2分で合計64€(9,600円)となりました。
購入者の情報を入力して予約を完了してください。
切符を受け取る
切符を予約すると、予約当日にパルマ駅の中のカウンターで切符を受け取ることができます。
スタッフに名前を伝えて切符を受け取ります。
今回奥さんが大人2人分の切符の予約をしてくれたのですが、カウンターで名前を確認されたと言っていました。
切符は電車とトラム2つの切符が1枚になっています。
上記の画像は大人2人分の切符なので2枚切符を持っています。
1枚で往復分なので、パルマ駅に帰ってくるまでこの切符を捨てないように注意してください。
僕は切符が往復で1枚ということを知らなかったので、1枚の切符は行きの分だけで帰りはまた別にソーレル駅で貰えると思っていました。
ですが、切符をお土産に家に持って帰ろうと思っていたので偶然捨てなかったのが功を奏して無事にパルマ駅に帰ってくることができました。
危うくもう少しで捨てるところでした。
切符を途中で捨てないようにしてください。
まとめ
いかがでしたか？
今回はマヨルカ島の人気観光列車「ソーリェル鉄道」について、ルートや所要時間、オンラインで切符を予約する方法や切符の受け取り方、さらには金額について詳しく紹介しました。
ヨーロッパで人気のリゾート地マヨルカ島で開業から110年以上経つ鉄道が今もを毎日運行されていることに驚きました。
皆さんもヨーロッパ観光に来たときはマヨルカ島へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか？
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