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2019/04/24(水)~2019/04/29(月)

【博多座】博多座開場二十周年記念 博多座4月公演 『雪まろげ』 主演・高畑淳子・榊原郁恵インタビュー

森光子が愛した傑作喜劇。魂を受け継いだ高畑淳子主演で博多座初登場!!

「嘘つき女を演じたい」という森光子さんの一言から小野田勇氏の脚本で1980年に誕生した『雪まろげ』。
以降、2007年まで森光子さん主演で上演された本作が、高畑淳子さんの主演で2016年に9年ぶりに復活。
お客様の熱い声にお応えし、2019年待望の博多座上演が決定しました。
4月公演に先駆け、主演の夢子役・高畑淳子さん、ライバル芸者銀子役・榊原郁恵さんにお話をうかがいました。


〇今作の見所をお教えください。

高畑:
『雪まろげ』は喜劇のフリをした悲劇です。でも、切なくてあったかい所に持っていかれてしまう。なんせ演出の田村孝裕さんは、劇団「ONEOR8(ワンオアエイト)」を主催なさっていて。日本語訳で「一か八か」。そういう意味ではイヤラシイほどに策を弄(ろう)しているとことがあります。笑っていただいて、ドカンと違う所に持って行くという意味では熟練工ですよね。「え、ここで持って行かれて終わるの!?」という気持ちになるのが見所です。

榊原:
この作品の見所はそりゃもう、高畑さんの爆発的なエネルギーです!夢子のつくウソって、ちっちゃくてその場限りのもので、みなさんを楽しませようと悪気がなくついたもの。それが本当に大事になってしまうんです。舞台となると、主役の周りはみんな良い人みたいなザックリとした感じの描き方をするものもあると思うんです。でも、演出の田村さんは、「一人一人それぞれの人生がある。良い人かと思えば、トンガリ過ぎててちょっとヤダなあの人と思うような感じの人もいて。良い人ばかりがいたら面白くないでしょ舞台は!」という考えの方なんです。本当に個性豊かな役を演出されるんです。だからこそ最後はあったかいんですよね!それが演じていても心地が良いんです。役それぞれの色々な喜劇があって、ウッソ~!と思う所も舞台だからあるかもしれないんですけど。でも最後は、ウソなんだけどウソではない、ほっこりとさせてくれるという所が、この『雪まろげ』を観たお客様に通じるんではないかと思っていますので、それをみなさんに感じ取っていただけたらと思います。


○お互いが思うお互いの魅力、そしてお互いが演じる夢子・銀子の魅力を教えてください。

高畑:
郁恵さんは体育会系!的場さんの影響なんですけど。的場さんは舞台前に必ずキャスト全員で円陣を組むんです。Jリーガーみたいに「オー!!」って。で、直前には廊下を「やるぞ、やるぞー!!」って言いながら歩いて、変な楽屋だなって思います(笑)。円陣をして登場15分前まで郁恵さんは、絶対座らないんです。「私は一番人気の芸者の役だから。着物に筋が入るわけにないかない」って。
あと、銀子が喧嘩をするシーン。毎回こう、ハラハラっと涙を流すんです!私はそれを真後ろから見て、「こいつはただのアイドルじゃないな」と思いましたね(笑)。そういう細かな所が感動するんです。だからキャスティングされたんだろうなって。
よく銀子と夢子はライバルって言われるんですけど、あんまりそういう感覚は私はないんです。銀子はお座敷でも一番人気。私はそんな人気のある芸者じゃないんですね。二人は両極ではあると思います。非常に真正面から信念を持ってお金に走っている銀子と、ヒーラホヒーラホとしている夢子。でも、夢子は銀子が好きなんだと思います。

榊原:
高畑さんはね、怖いです(笑)!器がでかくて。人間としてぶ厚い方です。相手が小っちゃかろうが、子供だろうがぶつかって行きます!なのでこちらも正々堂々と向かえられるように準備していかなくちゃいけないなと思います。生半可な気持ちで舞台に立てないぞという怖さですね。でもそれぐらい大きな方なので、自分も向っていけば大きくなれるかなと、思えるような感じの方です。一応役どころではライバルという立ち位置なので、お客様にも納得していただけるように、自分も大きくならなくちゃいけないと思って必死です。
役としては共通点がないような感じですけど、高畑さんがおっしゃったように夢子は銀子が好きなんだと思います。人間ってやっぱりテレパシーがあると思うので、きっと夢子は銀子に対して悪気がない。「きっとあの人は何かあるのよ!」って夢子の経験上察して理解がある。そういう好きなんだと、銀子もわかっている。共通点はないけれど、でもこの人悪い人じゃない嫌いじゃないってどっかで許せているけど違う、というのがある関係性が私は好きだし、そこを出せるようにしなくちゃいけないなと必死です!



○博多座、博多の街の印象は?

高畑:
博多座はできた当初から役者仲間の内でも評判で。機構がすばらしい、客席がいい、お芝居が終わった後の歓楽が豊かだと!そういう噂を聞いて私も舞台に立ちたいと思っていました。今回は自分の歓楽は置いといて(笑)、とにかく評判の博多座を熱くしたいという思いです!初演の東京で、終わったら観客総立ちだったこともあり、あの味が忘れられなくて、もう一度博多座で味わいたいですね!

榊原:
博多座の舞台に立った時に感じたあの心地よさ。劇場がそうしてくれるのか、来てくださったお客様がそうしてくれるのか。一番はじめに来た時は、あまりに大きすぎてどうなっちゃうんだろうと不安で一杯だったんですけど。実際に役になりきって衣裳を着て舞台に立った時、本当に気持ち良かったです。この『雪まろげ』も、お客様にきっとよろこんでいただけると思います。
博多座に来られるお客様は観劇上手なんですよね!だからこちらも心地よくさせていただいています。終わった後も美味しいもので迎え入れてもらって、次の日もがんばろうとこの街が思わせてくださるんです!だいたい私舞台に立つと痩せるんですけど、痩せずに終わったんです。見事に痩せなかった!

高畑:
郁恵さんね、肉ばっかり食うんですよ!

榊原:
そうなんですよ!美味しいお肉ばっかりで。


○ご観劇にいらっしゃるみなさんにメッセージをお願いします。

高畑:
『雪まろげ』がこの度再演されまして、初演のメンバーが集ってくれました。本当にうれしいことです。うれしいと言いながらも、夢子を演じることは荷が重く、森光子さんの大切な作品であることも含めましてプレッシャーもありますが、よろこんでいただける作品にしたいと思っています。願わくば、満席の博多座で芝居をやりたいと思います!成功祈願にだるまの目も入れてきました!

榊原:
昨年は『舞妓はレディ』で舞台に立たせていただき、そして思いがけず再び博多座に来ることができました。『雪まろげ』は私にとって初挑戦みたいな役で、すごく私の中では印象の中に残る作品です。そんな作品で博多座にまた立たせていただけるのがとてもうれしいです。



笑わせ、泣かせて、ウソつきます!愛すべき主役夢子と、銀子をはじめ脇を固める個性豊かなキャストが繰り広げる大騒動、傑作喜劇『雪まろげ』をぜひ博多座でご観劇ください。



《ストーリー》
舞台は昭和50年代半ば。青森の奥座敷・浅虫温泉。酒好きのお人好し、ついついその場の雰囲気を良くしよう、仲間を助けようと、調子の良い嘘をついてします、芸者・夢子が巻き起こす騒動。
温泉芸者の仲間たちもお金大好きこがね虫の銀子を筆頭に、個性豊かな面々ばかり。そこに銀子の幼馴染で詩の才能あふれる正直者の新聞記者、大吾が左遷されてやってくる。夢子たちの前には次から次へと騒動が持ち上がる。そして、夢子が思わずついた、優しく温かい嘘は、転がり続けて周囲を巻き込みながら、やがて日本国を巻き込むおおきな”雪まろげ”となっていくのだが・・。

[作] 小野田勇

[監修] 小野田正

[脚本・演出] 田村孝裕

[プロデューサー] 三上良一

[製作] 東宝

[出演]
高畑淳子 / 榊原郁恵 / 柴田理恵/
青木さやか / 山崎静代 / 湖月わたる / 的場浩司 / 他

開催日時詳細 ◆『雪まろげ』
2019年4月24日(水)~29(月・祝)

☆上演時間等詳細は公式HPをご覧ください。
料金(税込)
A席 13,000円 特B席 10,000円 B席 7,000円 C席 4,000円

※未就学児入場不可
ホームページ 詳細はこちら
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住所 福岡県福岡市博多区下川端町2-1
博多座
お問い合わせ 博多座電話予約センター
TEL:092-263-5555 092-263-5555

開催スポット:博多座

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