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  • 映画「散り椿」岡田准一・木村大作監督が博多で舞台挨拶!

    日本映画界の巨匠・木村大作監督の最新作『散り椿』が9月28日(金)より公開を迎えた。

    原作は、直木賞作家・葉室麟の名作「散り椿」で、侍たちの“凛とした生き様”と愛する女性のために命を縣けて闘う、“切なくも美しい愛の物語”を描いた作品。主演には岡田准一さんをはじめ、西島秀俊さん、黒木華さん、池松壮亮さん、麻生久美子さんなど豪華俳優陣が集結した話題作となっている。

    公開に先立ち行われた福岡での舞台挨拶では、木村大作監督と主演の岡田准一さんが登場。岡田さんは「大作さんとこの映画を作り上げてきて、大作さんの美意識に触れてとても楽しい仕事でした。美しい時代劇が皆さんの心にしみてくれると嬉しいです」。そして「自分ではやりきった、素晴らしい映画を作ったという自信があります。ただ、観た方がそう思っていただかないとどうしようもないので、観終わった後にそういうふうになってくれたらいいと思います」と監督が挨拶をされました。 挨拶を終えた監督ですが、先程より監督への応援うちわを“ガン見“。白地に漢字だけのシンプルなもので、それに対して岡田さんは「すごく照れていますけど、本人喜んでいますから(笑)」と監督の気持ちを代弁。さらに、「大作さんがこの1週間ほど、センチメンタルになっていて。やはり全身全霊で映画を撮影しているのを僕らは見ていて、全部の責任を負うつもりで映画を撮られているから」と木村監督が非常に公開前で緊張していることも明かし、それに対して「精神的に非常に弱っています。昨日もほとんど一睡もできませんでした。そういうものなんですよ、映画作りというのは。封切りを迎えてワクワクする気持ちもあるんですが、ワクワクさせてくれるのは皆さんの力なんですよ」と監督からも現在の心境が語られた。

    今回、原作者の葉室麟さんの地元でもある福岡での舞台挨拶について。「僕は葉室さんに特別な思いがあるというか。前作も葉室さんの作品で、アカデミー賞を取らせていただき、現場にも葉室さんが来ていただいて“岡田くんであれば、自分の作品をどれでも映画化していいよ”って冗談でも言ってくださって、すごく応援してくれていた作家さんだったので嬉しいです」と岡田さん。そして監督は「この映画のラストシーン。岡田くん演じる瓜生新兵衛が“大切に思えるものに出会えれば、それだけで幸せだと思っております”っていうのは、葉室さんの原作にあったセリフです。それで、この映画化を思いたったくらいで。自分の実生活も18歳で映画界に入って、最初に出会った監督が黒澤明さん。その次に『八甲田山』という映画で、高倉健さんに出会ったんです。それで自分が79歳になって、葉室麟さんの映画を公開できることになったという意味では、一番新しく大切な人に出会ったと思っています。この福岡でみなさんがこの映画を観ていただくのは、感無量です」と語ってくれた。

    本作の魅力の一つが、木村監督ならではの圧倒的な自然描写で描かれた、今までの時代劇とは一線を画す美しい映像の数々だ。岡田さんは木村監督の作品について「大作さんはこれまでに山の映画を2本取られて、79歳で時代劇というのは、いろいろな思いがあったと思います。大作さん自身の思いもあると思うし、描かれた人々の美しさ、物語の美しさ、殺陣の美しさとかすべてにおいて。何より大作さんの撮られる映画は、とても艶っぽいというか。色っぽいんですよね。僕も観た時に大作さんの画って、艶っぽいなって思いました」。 今回の作品を作るにあたって、岡田さんを主演にと決めていたという木村監督。実際に岡田さんと仕事をされてみてどうだったんでしょうか?「岡田准一さん主演で『散り椿』をやろうと思ったのは、2014年の冬でした。結局4年くらいかかっているわけですよね。その間に『追憶』という岡田准一さん主演の降旗康男監督の映画で撮影を務めるお話をいただき、自分はその後に『散り椿』をやろうと思っていたので、『追憶』の撮影が終わったその日に、ホテルで『散り椿』のシナリオを渡して、3日間くらいでやりますという返事をもらって、感動しました。年は42歳も違うんですけど、“すごい”ってことが一番当たっているのかな。これからの役者人生、大きな道が開いている役者さんだと思います」と岡田さんに対して、大絶賛のコメントをした木村監督。

    全編オールロケによる“美しい自然”と木村キャメラマンによる“美しい画”、木村監督の演出と岡田准一さんなどの豪華俳優陣による“美しい佇まいと生き様”が全編を通して描かれた本作。日本映画界に新たな歴史を刻む“美しい時代劇”は、絶賛公開中。

     

     

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      映画「 散り椿 」
      ●絶賛公開中

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    • 享保15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛は、連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。
      「采女様を助けていただきたいのです……」と。
      采女とは、平山道場・四天王の一人で新兵衛にとって良き友であったが、二人には新兵衛の離郷に関わる大きな因縁があったのだ。篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。
      篠の妹・坂下里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛の真意に戸惑いながらも、凛とした彼の生き様にいつしか惹かれていくのだった。
      散り椿が咲き誇る春——
      ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することになる。そこで過去の不正事件の真相と、切なくも愛に溢れた妻の本当の想いを知ることになるのだった……。しかし、その裏では大きな力が新兵衛に迫っていた——。

    • 監督・撮影/大村大作
      出演/岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子
      配給/東宝

      ©2018「散り椿」製作委員会