ドイツに長く住んでいるとどうしても日本食が恋しくなります。
僕が住んでいる街は人口約55万人の州都なのでそれ程小さな街ではないですが、日本食となると、当然ですがパリやベルリンなどの首都に比べたらまだまだです。
そこで今回は、ドレスデン在住の僕がベルリンに行くたび必ず食べに行く日本食のお店やオススメのメニューを紹介します!
お寿司:一心(Ishin)
やっぱりまずはお寿司!ということで、ベルリンに来たときにはかなりの頻度で「一心」というお寿司屋さんにいきます。
一心は現在ベルリンに2店舗あり、今回はオフィスビルが立ち並ぶ「Ishin Mittelstraße」のお店に行きました。
下記の画像は一心の店内の様子です。
店内は木曜日の13時前と平日にも関わらず満席で、店内には行列ができていました。
開店時間の11:30には行列ができるので、少し時間をずらして来店するか、行列を覚悟する必要があります。
一心では白身、赤身、貝類、エビなど沢山の種類のお寿司を食べることができます。
ヨーロッパでお寿司というとロールのお寿司かサーモンしかないのが一般的なので、貝類や白身、エビなどネタが豊富なことに驚きました。
一心にはお寿司だけでなく、海鮮丼や焼き魚などの丼物も豊富です。
お味噌汁や鮭汁などもあってかなり本格的です。
今回僕は「Matsu Menue」を注文しました。€24.20(3,630円)でした。
ホタテや甘エビ、赤貝やイクラ、穴子、マグロの赤身などもあって、白身も脂が乗っていてとても美味しかったです。
一心に来るとベルリンに住みたくなります。
毎回「松」を頼んでお腹に余裕があったら他のメニューを注文しようと思うのですが、「松」を食べるといつも満腹になってしまうので、僕は一心では「松」しか食べたことがありません。
一心ではお茶が無料でセルフサービスでおかわり自由です。
一心の店員さんは日本人も多いので、日本語が通じることもあります。
一心のお寿司は海外でよくあるお寿司モドキのお寿司ではなく、日本人が食べても納得の美味しいお寿司を食べることが出来ます。
僕はベルリンに来たらとりあえず一心に行って腹ごしらえを済ませ、それからベルリンを楽しむのが常です。
ラーメン:「NIKO NIKO RAMEN」
お寿司を食べたらラーメンも食べたい!といことで紹介するのは「NIKO NIKO RAMEN」です。
「NIKO NIKO RAMEN」はBoxhagener Str.にある人気ラーメン店です。
上記の画像はお店の外観の様子です。
グレー色の壁が「NIKO NIKO RAMEN」の目印です。
下記の画像は店内の様子です。
カウンターでラーメンを食べる、屋台っぽい雰囲気がある店内です。
店内はカウンター席だけでなく、奥にはテーブル席もあります。
「NIKO NIKO RAMEN」はテラス席も店内も賑わっている人気店です。
今回僕は「NIKO NIKO RAMEN」の人気メニュー、とんこつラーメンを注文しました。€15,00(2,250円)でした。
僕は日本で豚骨ラーメンはもとより、ラーメン全般をそこまで食べることがなかったのですが、ベルリンで「NIKO NIKO RAMEN」の豚骨ラーメンを食べてからすっかり豚骨ラーメン好きになりました。
豚骨ラーメンは15:00以降!?
豚骨ラーメンは夏季は開店時から閉店時まで注文することができますが、冬季など寒い時期になると人気メニューであることや、仕込みに時間がかかることから、15:00以降でないと注文することができなくなっています。
冬季に「NIKO NIKO RAMEN」に豚骨ラーメンを食べに行くときは事前にお店に電話で確認しておくのがベストかもしれません。
僕は最初冬場は15:00以降のルールを知らずにお昼時に「NIKO NIKO RAMEN」に行ったら豚骨ラーメンが注文できなかったことがあります。
そのときは味噌ラーメンを注文しました。
ちなみにラーメンの相棒の餃子は5個で€6.50(975円)です。
餃子もとても美味しく、日本の餃子と比べても遜色ないと思います。
「NIKO NIKO RAMEN」は日本人の方が営業しているお店なので、電話も日本語対応してくれます。
ベルリンでこれ程美味しいラーメンが食べられるとは、いい時代になりました。
「NIKO NIKO RAMEN」ができるまでは僕の友人の中にはドレスデンからデュッセルドルフまで車で片道7時間かけて食べに行くようなツワモノもいました。
美味しいラーメンをベルリンで気軽に食べられるようになって本当に良かったです。
HAKO RAMEN? NIKO NIKO RAMEN?
「NIKO NIKO RAMEN」は2017年にオープンした当時はお店がある通りの名前「Boxhagener」の「Box」から「HAKO RAMEN」という名前で営業していました。
2023年1月に「HAKO RAMEN」から「NIKO NIKO RAMEN」に改名したとのことです。
実は「NIKO NIKO RAMEN」に改名する以前に「HAKO RAMEN」という全く同じ名前のラーメン店がPrenzlauer Bergにもあって、僕は最初間違えてPrenzlauer Bergのラーメン屋さんに行ってしまいした。
「NIKO NIKO RAMEN」はBoxhagener Str.にあるラーメン店です!!
間違えないように注意してください!
かき氷:「tenzan lab」
ラーメンときたら、デザートですよね!
ベルリンではとても美味しいかき氷を食べられるお店がありあます。
Wörtherstr. にある「tenzan lab」という甘味処です。
「tenzan lab」はかき氷やたいやき、白玉団子、黒蜜団子も売っている本格的なお店です。
色々なメニューがある「tenzan lab」ですが、僕はいつもここでは「宇治金時」を注文します。€8.9(1,335円)でした。
「tenzan lab」の氷がきめ細かくてとても美味しいです。
宇治抹茶が外側だけでなく内側にもしっかりと掛かっていて、かき氷の爽やかさを感じつつも最後まで濃厚な抹茶を味わえる宇治金時かき氷になっています。
あんこもてっぺんだけでなく、氷の中心部にも入っていてあんこ好きにも嬉しいかき氷です。
僕はいつもかき氷ばかり食べていますが「tenzan lab」はBento boxとして軽食なども売っています。
暑いときのかき氷もいいですが、少し涼しくても食べたくなる美味しい抹茶かき氷、それが「tenzan lab」の宇治金時かき氷です!
もしかすると、日本で食べる宇治金時かき氷より、ベルリンの「tenzan lab」で食べる宇治金時かき氷の方が美味しいかもしれません。
本当に美味しいのでオススメです。
ケーキ:「DUBONHEUR」
和菓子を食べたら洋菓子も食べたくなります!
おすすめなのが、Brunnenstraße 39にある洋菓子とパン屋のお店「DUBONHEUR」です。
ドイツはフランスの隣国ということで、エクレアやシュークリームのようなフランス菓子が沢山あると思ったのですが、ドイツでは意外とフランス菓子を売っているお店は少ないです。
お店を見つけてもそれ程な感じだったので、今ままでドイツで美味しい洋菓子店を見つけるのは諦めていたのですが、美味しいお店を見つけました!
それが「DUBONHEUR」です。
「DUBONHEUR」の店内に並ぶどのお菓子もキラキラしていて見た目もよく、とても美味しそうです。
ミルフィーユもエクレアもどれもクリームが一杯入っていてずっしりと重たく美味しかったです。
あまりに美味しそうだったので、全品1つずつ大人買いしました。
合計金額は覚えていないのですが、どれもとても美味しかったです。
今は夏なのでかき氷が欲しくなりますが、またドイツの長い冬がきたら「DUBONHEUR」のお菓子を楽しみたいと思います!
まとめ
いかがでしたか?
今回はドイツ在住者がオススメするベルリンの日本食として、お寿司、ラーメン、かき氷と洋菓子をそれぞれ店名と合わせて紹介しました。
僕は、ドイツに長く住んでいると、文化や言語の違いは何とか頑張れるのですが、食べ物だけはどうにも我慢できなくなって無性に日本食が食べたくなります。
そのせいもあって、オムライスや唐揚げ、カツ丼、とんかつ、キッシュ、ボロネーゼパスタ、肉まんや餃子、生姜焼きなどの大抵の家庭料理は自分で作れるようになりました。
それでもラーメンやお寿司、かき氷などは自炊では中々難しいものがあります。
美味しいご飯を食べてリラックスするのは、僕にとってとても大切なことなので、これからも定期的にベルリンに行って息抜きをしたいと思います。
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